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ゴミ問題と使い捨ての経済について

平和つむぎMLより。

◆脱使い捨て経済ーー中国もゴミ問題◆  2009.08.20       

レスター・ブラウン

21世紀初期における緊急課題は、社会・経済・環境・政治において多くの形をとっている。
この4つの中で特に不健全で顕著な例は、使い捨て経済に伴うゴミの増大である。
使い捨て製品は、便利さの追求や雇用の創出手段や経済成長を持続させるために、
第2次世界大戦後に初めて見られるようになった。
物がどんどん作られ理性はどこかへ置き去りにされ捨てられれば捨てられるほど、
より多くの仕事が増えるのだ。

使い捨て製品の売りは、その便利さでした。例えば布製のタオルやナプキンを洗う代わりに、
消費者は使い捨てのちり紙などを使うようになった。このように我々は、ハンカチの代わりに
ティッシュペーパーを、ハンドタオルの代わりにペーパータオルを、布製ナプキンの代わりに
使い捨て可能なテーブルナプキンを、水筒の代わりにペットボトルを使用するようになった。
使い捨て製品を家へ持ち運ぶのに使うショッピングバッグさえ、ゴミの増大の一部となって
いる。

使い捨て経済は、地球の地質学的限界に突入している。都市に近い埋立地を使い果たす他に、
世界は使い捨て製品を製造したり輸送するのに使う安い(?)油まで、早くも使い果たそうと
している。恐らく、より根本的に、次世代またはその次の世代を超えて使い捨て経済を持続す
るために直ぐに採れる十分な鉛、錫、鉄鉱石、ボーキサイトは無い。年2%の抽出成長と仮定
して、経済的に復活できる埋蔵量の、アメリカ地質学調査のデータは、鉛は17年、錫は19年、
どうは25年、鉄鉱石は54年、ボーキサイトは68年分しか埋蔵されていないことを示している。

都市から年々増加して排出されるゴミのコストは、近郊の埋立地が埋まり、石油価格が上がる
につれて増えている。近郊の利用可能な埋立地を使い果たしてしまった主な最初の年の一つが
ニューヨークだった。ニューヨークのゴミの最も近い終着地であるフレッシュ・キルズ埋立地
が2001年に閉鎖された時、すでにニュージャージー州、ペンシルバニア州、そして300マイルも
離れた所に幾つかあるバージニア州の埋立地も一杯になりつつあった。

ニューヨークでは1日1万2千トンものゴミが排出されるため、長距離輸送のために使われる
トレーラー1台に付き20トンの搭載と仮定すると、ニューヨークからのゴミの輸送には1日
約600台のトレーラーが必要だ。これらのトレーラーをつなげると、約9マイルの永さに達
し、交通を遮断し、空気を汚染し、二酸化炭素排出量を増やしている。

財政的にひっ迫している他の州の郊外の市町村は、もし十分な報酬があればニューヨークのゴミ
を歓迎するつもりだ。これを主な経済的収入としているしている市町村もある。しかしながら、
アメリカ政府は、ますます増える道路整備費や交通渋滞や大気汚染や埋立地からの汚水漏出に
よる汚染や、近隣の町からの苦情を抱えている。

2001年、バージニア州知事ジム・ギルモアは、ラディー・ジウリア二市長に、ニューヨーク市の
ゴミをバージニア州に捨てることに抗議する文書を出した。彼は、「ニューヨーク市が直面して
いる問題は理解しているが、ワシントンやジェファーソンやマディソンは、ニューヨークのゴミ
捨て場になるつもりはない」と主張した。

ゴミの旅はニューヨーク市に限られた問題ではない。カナダ最大の都市トロントは、2002年12月
31日をもって最後に残された埋立地を閉鎖し、現在年間75万トンのゴミ全てをミシガン州ウェイ
ン郡に海上輸送している。

より最近のゴミ危機の一つは中国でも起こっている。中国国内でのほかのもの全てと同様に、出さ
れるゴミの量の増え方は早い。中国の通信社新華社は、空気伝達リモートセンサーを用いた調査
では、北京郊外や天津、上海、重慶では、一つのかたまりが一辺が50メートルのものが7千もあ
ると看破したと報告している。中国のゴミの大半はリサイクルされるか、燃やされるか、再生さ
れるかされているが、多くはやはり埋立地にすてられるか、単に野原に山積みされている。

中国の廃棄物問題のこれらの例は、自国での問題に過ぎない。しかし近い将来の中国での予想さ
れる消費パターンをより広く分析すると、なぜ今の西欧の経済モデルが全体として失敗するかを
示している。

私の覚えている限りであるが、我々は、世界人口の5%であるアメリカが第3位かそれ以上に
地球資源を消費していると言い続けてきた。それは事実であったが、もはや事実ではない。今日
中国がアメリカを抜いてより多くの基本資源を消費しているのだ。

穀物、肉、石油、石炭、鉄のような主要必需品の中で、中国は石油以外はアメリカよりも多く
消費している。石油においてはアメリカが未だ大きく(しかし縮まってはいるが)リードしてい
る。中国はアメリカを抜いて穀物消費量は第3位である。肉の消費量はアメリカの約2倍である。
鉄においては3倍である。

これらの数字は国単位の消費量を示しているが、中国の一人当たりの消費量となると、アメリカ
に追いついてしまったらどうなるだろうか?もし中国経済が、近年の毎年10%の成長から8%の
成長に抑えられると仮定しても、中国の一人当たりの収入は、今のアメリカのレベルに2030年よ
り前に達してしまうだろう。

そしてまた、もし中国人がその収入を多かれ少なかれ今日のアメリカ人の様に消費するようにな
ると仮定したら、彼らの収入は消費に換算することができる。例えば、中国人一人が現在のアメ
リカ人と同じ割合で紙を消費するとしたら、2030年には中国の10億4600万人の人々は、現在世界
が生産する紙より多くの紙を消費することになる。これは世界の森に匹敵する。

もし2030年に、現在のアメリカと同様、中国人の4人に3人が車を一台持つことになると仮定す
ると、中国は10億1千万台の車を持つことになる。現在世界には8億6千万大の車があるのにだ。
必要な道路や高速道路や駐車場を作るには、中国は稲田に相当する土地を舗装しなければならな
いだろう。2030年までに中国は1日9千8百万バレルの石油が必要になるだろう。現在世界では
1日8千5百万バレルの石油しか生産しておらず、これ以上は生産不可能である。これでは世界
全体の石油量に達してしまう。

中国が我々に教えていることは、西欧の経済モデル、つまり化石燃料を基本とした、自動車中心
の使い捨て経済は、中国ではうまくいかないということだ。もしこのモデルが中国でうまくいか
ないなら、インドでもうまくいかないということだ。インドの人口は2030年までに中国よりも多
くなると予想されているのだ。のみならずアメリカンドリームを夢見るその他の発展途上国の30
億人にもうまくいかないだろう。同じ穀物、石油、鉄に頼るようなますます完成された地球経済
において、西欧の経済モデルはもはや工業国でもうまくいかないだろう。


歴史上有数の古代都市として知られる現在のギリシャの首都アテネでは、一つの埋立地が2006年
には飽和状態に達してしまった。ギリシャ内の地方都市政府はアテネのゴミを受け入れるつもりは
ないため、アテネから出される1日6千トンのゴミは、通りに溜まり始め、ゴミ危機を起こした。
ギリシャは最終的に、自国民でありEU環境長官であるスタブロス・ディマスが「廃棄物階級」と
呼ぶ、優先順位がまずそのゴミの予防に、次にその再利用・再生・復元に付けられるものに着目し
始めた。

我々の世代にとっての主要な挑戦は、新しい経済を構築することである。つまり、大半を再生で
きる資源エネルギーに頼り、より様々な輸送システムを持ち、全てを再利用し、リサイクルする
経済である。我々はこの新しい経済、つまり経済成長を維持することを可能にする経済、を構築
する技術を持っている。我々は社会システムの崩壊を避けるに十分早く、この新しい経済システ
ムを構築できるだろうか?

             ちきゅうTALK/富永さおり・訳

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